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弊社の特徴といたしましては、不動産賃貸業者であるにも関わらず、「紡績」「織布」という会社名でいること。又、少数精鋭のファミリー企業であるということです。
なぜ「紡績」「織布」という会社名でいるかというと、それは弊社の創業にさかのぼります。元々弊社は織布業の会社として始まりました。昭和の日本の高度経済成長期には、紡織業を飛躍的に拡大させ、ピーク時には1000人を超える従業員を雇い工場をフル稼働させていました。しかし、その後次第に賃金の低い発展途上国の追い上げ、日米繊維協定の締結、又、繊維業界の構造的不況により事業縮小とリストラ、常に倒産の危機との戦いでした。
私はその体験から多くのことを学ぶ事が出来たことで、今の発展があると考えています。それらを忘れてはならない、戒めの意味も込めて、又戦後、日本の復興と外貨獲得に多大な貢献をした業種である誇りを込め、敢えてこの名称を残しているのです。
弊社は、事業規模の拡大と企業の安定を目指すことでは多くの企業と変わりありません。それに対し業務効率化の努力を重ね、結束力というファミリー企業の良さを生かし、決して背伸びをすることなく、少しずつ足場固めをしながら進めていくようにしています。「この規模をよくこの人数でやっていますね」と言われることもあるのですが、もちろんそれは、専門スタッフに業務を依頼したり、取引先企業の方々に、様々な形で協力をして頂いているおかげで成り立っています。
そうした優秀で、こちらのニーズに的確に答えてくださる人と企業との縁に恵まれ、今の自分たちがいるわけです。それについて、この場を借りて、感謝の気持を伝えたいと思います。 弊社の物件を借りて下さる企業や入居者の方が、物件を利用して、発展成功し、また携わる人達が、少しでも幸せに成れる様に願い、才能ある経営者のアイデアや想いに触れ、刺激を受け、共に成長し、事業に取り組んでいきたいと考えています。
そして何時も忘れずにいる言葉を心に銘じて、一歩一歩、歩み続けて行きたいと思います。
“人はただ身の程を知れ
草の葉の露も重きは落つるものかな“ (※)
(※):徳川家康公御遺訓
人の一生は重荷を負うて遠き道を行くが如し
急ぐべからず 不自由を常と思えば不足なし
心に望みおこらば困窮したる時を思い出すべし
堪忍は無事長久の基 いかりは敵と思え
勝つことばかり知りて負くることを知らざれば
害その身にいたる
おのれを責めて人をせむるな
及ばざるは、過ぎたるよりまされり